宝塚歌劇団に今春入団した102期生39人が9日、兵庫県宝塚市の歌劇団稽古場で、ラインダンスを披露した。新タカラジェンヌたちは、18日に宝塚大劇場で開幕する星組公演のショー「THE ENTERTAINER!」(作・演出、野口幸作氏)で初舞台を踏む。

 初舞台生はこの日、黒のレオタードにタイツ姿で登場。星組2番手スター、紅ゆずるさんが「応援歌」を歌った後、春の空に飛翔するひな鳥をイメージして振り付けられたダンスを息を合わせて披露。元モデルで実業家の君島十和子さんの長女で、長身の男役の蘭世惠翔(らんぜ・けいと)さんも音楽に合わせて軽快にステップを踏んでいた。

 初舞台生のラインダンスはオープニング後に用意。大階段を「102」の“人文字”で降り、春をイメージした楽曲のメドレーなどで踊る。また初舞台生は、フィナーレ前にトップコンビを含む星組メンバーとともに100人以上で踊るラインダンスにも参加する。

 今作が大劇場デビューとなる作、演出の野口氏は「久々の春のショー。2016年版の“春のおどり”のイメージ。衣装も桜色に、セットのシャンデリアも花をあしらう予定です」と話す。初めて初舞台生のラインダンスを振り付けした振付家の鈴懸三由岐氏は「初舞台生ならではの初々しさ、チャーミングさを引き出せたらと思いました」と語った。
首席入団した娘役の舞空美瞳(まいそら・みみ)さんは「初めて星組の先輩方に見ていただき、緊張しましたが、拍手をいただいてうれしかったです。大好きな同期と一緒に踊る最初で最後の舞台を頑張りたい」とあいさつ。102期生は仲が良く、明るく、元気であることが武器だそうで「その102期生のパワーを出し切り、最高のラインダンスにしたい」。

 また、男役の天飛華音(あまと・かのん)は紅さんの歌うオリジナルの“応援歌”の歌詞が大好きだそうで「今日初めて紅さんが歌ってくださるのを聞き、感動してより一層、気持ちが入りました」と語っていた。

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