- 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/04/15(木) 20:36:41.79 ID:ww8ofml6O
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「ダクネス……起きてますか?」小雨がぱらつく、静かな夜のことだ。
髪を梳かし終えて、そろそろ寝ようとベッドに横になると、コンコンと控えめなノックの後、めぐみんの小さな声がドアの向こうから聞こえてきた。「どうしたんだ、めぐみん」
「その……ちょっとダクネスに相談が……」
「めぐみんが私に相談なんて珍しいな。力になれるかはわからないが、話してみろ」
「それが、その……」ドアを開けて要件を尋ねても、めぐみんはなかなか話そうとはしない。どうやら言いづらいようなことだと察した私は部屋に招いた。
「どうした、めぐみん。話してみろ」
ベッドに横並びに腰掛けて促すも、めぐみんはなかなか本題に入らない。そんな彼女の様子から、なんとなくこれはあの男についての相談かと思い、口に出して反応を伺った。
「カズマのことか?」
「はい……カズマのことです」やっぱりそうかと納得して、あの男がいったい何をしでかしたのかをめぐみんに尋ねた。
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