工藤会トップら主文後回し　市民襲撃4事件の判決(2021年8月24日)

　指定暴力団トップへの極刑の適用の是非が注目された北九州市の工藤会が市民を襲撃した4つの事件で殺人などの罪に問われた工藤会総裁の被告らに対し、福岡地裁は判決の主文を後回しにしました。厳しい判決が予想されます。

　（今村悠人記者報告）
　裁判長による主文の後回しが言い渡された瞬間、野村悟被告（74）、田上不美夫被告（65）ともに淡々と話を聞き、ゆっくりと席に着きました。

　両被告は4つの市民が襲撃された事件で殺人などの罪に問われています。

　裁判の争点は組員への指示があったかどうか。

　これまで両被告は一貫して無罪を主張しています。

　裁判長から4つの市民が襲撃された事件すべてで工藤会による共謀が認定され、さらに3つの事件において野村被告の指揮・命令系統に基づく犯行であると認定しました。

　現在は元漁協組合長が射殺された事件についての判決の言い渡しが続いています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp

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