アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義勢力タリバンの報道官は、「外国との良好な関係の見返りには価値観の尊重が必要」などと述べました。タリバンの報道官は19日の会見で、アフガニスタンが良好な外交関係を確立し、経済を強化するのを支援するよう国際社会に呼びかけました。その上で、報道官は「外国と良好な関係を望むが、見返りには我々の価値観の尊重が必要だ」とくぎを刺しました。一方、アフガン国内ではタリバンへの組織的な抵抗の動きも出始めています。アフガンの第1副大統領だった、サレー氏は、「暫定大統領」を名乗り、国民にタリバンへの抵抗を呼びかけています。また、反タリバン闘争の英雄の息子であるアフマド・マスード氏もこれに加わる動きを見せています。サレー氏とマスード氏はアフガン北部のパンジシール渓谷で部隊を結集させているとみられ、抵抗運動の拠点となる可能性があります。
(2021年8月20日放送)
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