23日午後6時半前、いまだアフガニスタンに残る日本人や、大使館の現地人スタッフなどの退避を支援するため、自衛隊の輸送機1機が入間基地を出発しました。
別の輸送機2機も、24日に出発する予定です。
共同通信によりますと、現在アフガニスタンに残っている日本人は、国際機関などに所属する数人だけですが、日本大使館やJICA(国際協力機構)の現地人スタッフと、その家族など含めると、輸送対象は数百人規模となる見通しです。
自衛隊法の「在外邦人等の輸送」に基づく措置で、外国人の輸送は今回が初めてです。
■“ビザ画像”出回り・・・空港に市民殺到
イスラム主義勢力「タリバン」による首都陥落から1週間余りが過ぎた、アフガニスタン。国外脱出を望み、空港周辺に集まった人々は、2万5000人にも上ります。
CNNによりますと、脱出に必要な“特別移民ビザ”のスクリーンショット画像が市民に出回り、空港に入る資格のない人までが、殺到しているということです。
カブール空港内は、アメリカ軍などが安全確保をしていますが、空港周辺の検問所は、タリバンの勢力下で、タリバン兵による威嚇射撃が混乱に拍車を掛けています。
また、23日早朝、空港のゲートで現地の治安部隊と何者かの銃撃戦が起きたと、ドイツ当局が発表しました。治安部隊の1人が死亡し、3人が負傷したということです。
■米“撤退延長”検討・・・タリバンは反発
アメリカ政府は、今月末に迫る軍撤退の期限を延長する検討を始めています。
アメリカ・バイデン大統領:「数千人を退避させた今も、空港に人々が殺到しています。撤退期限の延長はしたくないですが、退避作戦の進行を見極める必要がある」
タリバン側は、反発しています。
タリバン、シャヒーン報道官:「越えてはならない一線だ。延長は占領が続くことを意味する。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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