国外に脱出しようと、2万5000人余りが殺到しています。混乱が続くアフガニスタンの空港で、銃撃戦が起き、4人が死傷しました。

■“武装集団”空港襲撃・・・銃撃戦で4人死傷

 イスラム主義勢力「タリバン」が、アフガニスタンの実権を掌握し、1週間以上が経ちました。

 首都カブールの空港には、国外に逃れようとする市民が殺到し、依然、混乱が続いています。

 ドイツ当局によりますと、23日の早朝、空港周辺で、アフガニスタンの治安部隊と何者かの間で、銃撃戦が起き、治安部隊側の1人が死亡。3人が負傷したといいます。

 この銃撃戦には、アメリカ軍やドイツ軍も巻き込まれた模様ですが、いずれもけが人は出ていません。

■“ビザ画像”拡散・・・空港に2万5000人殺到

 空港に集まっている人の数は、2万5000人近くに上ります。

 CNNによりますと、脱出に必要な「特別移民ビザ」のスクリーンショット画像が市民に出回り、ビザを持たない人まで押し寄せているということです。

 実際に出回った画像を見てみると、氏名や文書番号の記載がなく、そのために多くの人に拡散され、混乱を生んだと思われます。

 タリバン兵による威嚇射撃が起きるなど、混乱が続く現地の状況。そんななか、アフガニスタン北部の渓谷には、反タリバン勢力が集結していました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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