イスラム主義勢力「タリバン」の報道官がアフガニスタンの実権を掌握して以降、初めて日本メディアの単独インタビューに応じ、自衛隊の輸送機による在留邦人らの国外退避について「問題ない」と語りました。
タリバン、ムハンマド・ナイーム報道官:「(Q.自衛隊機と退避する日本人らの安全を保障できますか?)はい、私たちにとって何の問題もありません。各国民が退去、帰国するための機会を与えています」
タリバンのナイーム報道官は自衛隊の輸送機による在留邦人や日本大使館で働く現地職員らの国外退避を認める考えを明らかにしました。
一方で、今月末に迎えるアメリカ軍の撤退期限までに自衛隊の活動も終えるよう求めています。
タリバン、ムハンマド・ナイーム報道官:「外国軍はできるだけ早く撤退した方が良い。米軍と外国軍が決めた撤退期限は8月31日です。私たちは自衛隊が撤退期限を超えて活動するとは想定していません」
ナイーム報道官は日本政府と大使館を通じて連絡を取っていることを明らかにし、今後、日本との関係強化を望む考えも示しました。
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