- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします :2019/12/22(日) 21:06:10 ID:xZlJxlZo
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――食。即ち生きること。古来、”食”と”生”とは切っても切り離すことのできない関係にありました。
しかし、現代ではその関係性が薄れつつあります。
何故ならば、現代は”飽食”の時代とも呼ばれ、食糧難とは程遠い世界が(少なくとも日本国では)形成されています。(飽食に関する現代日本の問題点に関しては多々ありますが、ここでは触れない事とします。)”飽食”になるとどうでしょうか。食に飽きた人々は、そこに新鮮さと楽しみを見出す事にしました。
らぁめんはその代表とも言うべき存在。高塩分、高カロリーを欲しいままにするだけでは飽き足らず。栄養素の偏りも著しい。
元来の観点で言えば、健康的な”生”を遠ざけるらぁめんは”食”とは呼ぶべきではありません。しかし、逆説的にらぁめんは稀有な概念へと昇華しました。
”食”の喜びを追求し、追究し続ける。”食”を究めたが故に、”食”とかけ離れる概念へと変貌を遂げた。純粋なる喜び・幸福・快楽。その凝集した概念へと、です。
なればこそ、そのスープは命の源となり、モヤシが芽吹き、麺は照り輝くのです。――らぁめん。即ち生きる意味を探求すること。
記 四条貴音
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