我先にと飛行機に乗り込む市民たち。
アフガニスタンの首都カブールにある国際空港の様子。
16日、国外脱出を試みる数千人の市民が空港にまで押し寄せた。
発砲音も響く空港。
アメリカ政府当局者は、当時の状況を「群衆は制御不能だった」と話している。
空港に向かう道路も、大きな荷物を積んだ車などで大渋滞。
臨時のキャンプには、タリバンの支配から逃れようとする人々の姿があった。
アフガニスタンでは、アメリカ軍が8月末までに撤退するタイミングに乗じて、反政府武装勢力「タリバン」が大攻勢。
アフガン政府のガニ大統領が国外に脱出すると、15日、タリバンは大統領府を制圧し、事実上、政権を掌握した。
反政府武装勢力「タリバン」ナンバー2、アブドゥル・ガニ・バラダル師「イスラム教徒のアフガニスタン人、特にカブール市民に大きな勝利を祝福したい」
AP通信は、タリバンが近く「アフガニスタン・イスラム首長国」の樹立を発表する見通しだと報じている。
イスラム教の厳格な解釈をもとに、女性の就労や教育を禁じてきたタリバン。
今後の支配はどうなっていくのか。
東京外国語大学 国際政治学・篠田英朗教授「謎めいた指導部が現在も続いている。予測が立たない。苛烈な支配を導入する一般論的な意味で、タリバン支配が始まることは疑いがない」
また、アメリカ同時多発テロを主導した国際テロ組織「アルカイダ」との関係も深いことから、イギリスの国防相は地元メディアに対し、「アルカイダが復活するだろう」と警告している。
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